Capture One for iPadが有線でのテザー撮影に対応したので、ロケ撮影のときに、iPadでPCライクにテザー撮影が可能になるのではと思い、iPad Proとショルダーストラップ付きのケースを購入しました。 iPad Proを購入してから、1ヶ月ほど仕事でテザー撮影を試してみたので、Capture One for iPadによる有線でのワンオペテザー撮影をご紹介します。
Capture OneのiPad用のアプリは以前からあったのですが、カメラやメモリーカードから写真を取り込んで、調整やセレクトをiPadで可能なだけのアプリでした。そのため、使用していなかったのですが、最新のアップデートで、Capture One for iPadが有線・無線でのテザー撮影に対応しました。
Capture One for iPadを起動中は画面のロックがされない設定で、有線のテザー撮影をしていますが、3時間くらいの撮影ならiPadのバッテリーだけで十分に持ちます。 1日がかりのロケ撮影のときは途中でiPadの充電は必須ですが、移動中やモデルの着替えの空き時間などに、こまめにモバイルバッテリーで充電していれば、丸一日のロケ撮影にも対応可能です。
Capture One for iPadが有線でのテザー撮影に対応したというアナウンスを知ってすぐに、今回ご紹介したワンオペ有線テザー撮影で、撮影環境が劇的に変わるのではないかと思いました。 実際に1ヶ月ほど使用してみて、高価なiPadを買った分と、Capture One for iPadのサブスク代の元は取れるくらいに撮影が快適になりました。 iPadもケース込みだと、約1.4kg。ノートPCとそこまで変わらない重量ですが、ショルダーストラップで肩がけしている分にはそこまで重さは感じません。 それよりも、ケーブルの取り回しを考えないで良い自由さや、誰かにデバイスを持ってもらわなくてはいけない煩わしさから開放されるメリットが、想像以上に大きいです。 クラウド転送の遅さや、PCに比べると操作性が悪い部分など、気になる点はまだまだあります。 スタジオや屋内での撮影なら、後々のことを考えるとPCでテザー撮影をした方が良い場面は多いです。それでも条件によっては圧倒的に便利な撮影環境を構築できる、iPadでの有線テザー撮影。ロケや取材などで、身軽で快適なテザー撮影の方法を模索している方はぜひ一度試してみて下さい。
約3年のiPad+Capture One mobileでの撮影で使い方も変わってきました
カメラのSONYへの変更や、Capture One mobileのアップデートなど様々な要因で、自分の中でのテザー撮影のやり方も変化しつつ、固まってきました。 やはiPadでのテザー撮影の便利さはかなりのもので、これなしでは撮影がままならないほどです。
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