Capture One mobileがアップデートで使いやすくなった

Capture One mobileがアップデートで使いやすくなった

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Capture Oneの回し者かと思われるくらいCapture One mobileとiPadでのテザー撮影を推しています。

約1年間iPad ProとCapture One mobileでのテザー撮影を仕事で使ってきました。便利すぎてもはやこれ無しでは考えられないくらいワークフローに組み込まれています。2023年末のアップデートでかなり改善されたのですが、細かい部分での使いにくさがまだまだありました。2024年3月の最新のアップデートで見違えるくらい変わったので最新の使い勝手を紹介します。

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接続したカメラの設定画面が分かりやすくなった

これまではカメラの設定画面がこのようになっていて分かりにくさがありました。

カメラを接続すると上記のようなシャッターボタンのフローティングウインドウが表示されます。
このウインドウの上部にある「カメラコントロール」をタップすると、

キャプチャーアルバムに設定しているアルバムが開かれて、左側の調整やレーティングの並びにカメラコントロールのボタンが表示されるようになりました。

この画面の右下のメモリーカードのようなボタンをタップすると保存設定が選べます。その下には記録形式の選択ボタンもあり、ワンタップで直感的に操作できるように変わっています。
左上にはデバイスのストレージ残量と、おおよその撮影可能枚数が表示されます。

左側のカメラコントロールにはF値やシャッタスピードなどの項目があり、以前のバージョンのカメラ設定よりも利便性が上がりました。

LIVEビュー撮影が可能に

シャッターボタン下にある「LIVE」ボタンをタップすると、小さいLIVEビュー画面が表示されます。この画面の右上の矢印をタップするとLIVEビューが全画面表示になります。

ライブビュー画面では拡大表示やフォーカスの調整が可能です。
手持ちのEOS R5、EOS R6 Mark II、FUJIFILM GFX50Sの3機種はLIVEビュー撮影できました。

テザー撮影で読み込んだ写真をリネーム可能に

アルバム表示中に右上の・・・をタップすると「次のキャプチャの名前を変更」という項目があります。

カスタム名の項目で、「任意の文字列+カウンター」のファイル名をキャプチャした写真に割り当てられるようになりました。カスタム名を割り当てない場合は、「メーカー名-3桁カウンター」がデフォルト設定になっています。EOS R5・EOS R6 Mark IIともにCanonで、GFX50SはFUJIFILMの表示でした。カウンターはアルバムごとに1からカウントされるようです。

これは今回のアップデートでできるようになったのかは定かではないですが、同じように「任意の文字列-カウンター」でまとめてリネームすることも可能です。

クラウドへのアップロードが使えるレベルになった

こちらの記事でも言っていますが、Capture One mobileの便利な点であるはずのクラウド転送が、今までは使い物にならないレベルの遅さでした。これも今回のアップデートでの改善かどうかは分からないのですが、281枚の写真をクラウドにアップロードするのに約12分と、十分実用レベルのスピードになっています。これまでのように途中で失敗することもなく、安定してアップロード可能です。PCでクラウドから読み込むスピードも改善され、ようやく普通に使える安定性とスピードになったようです。

クラウド転送の安定感が増したのは素晴らしいのですが、クラウドの容量は変わらず1000枚です。Capture One側の想定ではiPadでセレクトしてからデスクトップに転送するというワークフローのようですが、私の場合はいったんすべての写真をデスクトップに入れています。一度の撮影で1000枚を超えることはザラにあるので、容量的にクラウドのみで運用するのは現状では難しいです。

写真がちゃんと削除できるようになった

何を言っているのかという感じですが、今までは1度に大量の写真を削除しようとするとアプリがクラッシュしていました。この不具合がアップデートで修正されたようで、1000枚以上の写真を1度に削除してもアプリが落ちないようになりました。
これまでは、暇なときに必要なくなった写真を100枚くらいずつ選択して削除する不毛な作業を強いられていましたが、それがなくなったのがアップデートで一番良かったところかもしれません。
※冷静に考えると有料のアプリとは思えないくらいの不具合です。使いながらデバッグさせられているような気分になりますが、それを差し引いても便利なんです・・・。

定期的なアップデートで使い勝手は良くなってきている

カメラコントロールやLIVEビュー撮影の実装など、ユーザーインターフェイスレベルでの大幅なアップデートに加え、クラウド転送の安定化などの細かい部分も着実に良くなっているのは好感が持てます。
最初の頃に比べると、メモリーカードとiPadへの同時記録がデフォルトになったりと、撮影で使う上で致命的になりそうな部分はかなり改善されている印象です。
まだPCでテザー撮影したほうが良い場面はありますが、かなりの割合をiPadとCapture One mobileでこなせるようになりました。Capture Oneを使っている方は一度試してみてほしいです。

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Tanaka Toshiyuki
都内在住フリーランスのカメラマンです。
ファッション・ポートレート・物撮りなどを中心に活動しています。

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