GITZO三脚購入記:マウンテニア3型4段(GT3542)の中古を手に入れて感じた魅力と使い勝手

GITZO三脚購入記:マウンテニア3型4段(GT3542)の中古を手に入れて感じた魅力と使い勝手

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初めてのカーボン三脚を買ってみたり。雲台をクイックリリース化してみたり。すっかり三脚に夢中です。三脚のことばかり考えていると、やっぱり三脚の王様であるGITZOが気になってしまいます。
GITZOの三脚のことを検索しては、モヤモヤする日々を過ごしていて精神衛生上良くないので、思い切って購入してしまいました。どの三脚を買おうかと色々悩んだ末に、現行のマウンテニア3型4段のGT3542を中古で購入したので、レビューしたいと思います。

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マウンテニアかシステマティックか

GITZOを購入するにあたり、どの三脚にするか結構悩みました。GITZOの三脚は今のラインナップだと、

トラベラー

小型軽量で可搬性に優れたモデル

システマティック

大型で剛性感に優れ、拡張性が高い

マウンテニア

上記2つの中間で、汎用性の高いモデル

の3種類があります。
さらに足の太さによって0型〜5型があります。

※ここからは長くなるので、興味のない方はレビューまで飛ばして下さい。

とりあえず私の三脚の用途だと、旅先や車では行けないところへ持ち出すようなことはあまりないので、トラベラーは候補外。ということでマウンテニアか、システマティックか…
大型の三脚はManfrotto 475Bが現状の撮影環境に合っていること、先日レビューしたシステマティック三脚っぽい感じのINNOREL NT364Cもあります。そこで、長く使っていてくたびれ感が出てきている、中型の三脚のManfrotto 755XBと置き換えるようなものを買うことにしました。

Manfrotto 755XBは脚の太さが29.4・25・20mmなので、GITZOでは2型くらいの脚の太さです。最低でもそれくらいの太さは欲しかったので、2型以上に決定です。
4型だと755XBの代わりとしては大きすぎるので、2型か3型にすることに。システマティックは3型以上からなので、候補はシステマティック3型、マウンテニア2型or3型に絞られます。

755XBを使用するときは脚をすべて引き伸ばして、センターポールで高さを微調整するという使い方が多いので、センターポールは必須です。システマティックは別売りのセンターポールも高額です。ギア式のセンターポールが使用できるメリットはありますが、そちらはManfrotto 475Bで間に合っているので、システマティックも候補から外します。

マウンテニア2型か3型まで候補が絞れました。さらに段数が3段か4段かを選ばなければいけません。段数による最大の違いは格納高です。2・3型ともに4段の場合は雲台なしで格納高が60cm以下に収まるので、飛行機の機内持ち込みが可能となります。
機内持ち込みを重要視していたわけではないですが、いざというときに便利かと思ったので4段にすることに。
4段だと格納高は小さくなりますが、脚をすべて引き伸ばして使用するときに、1番下の段の脚が3段の三脚に比べて細くなってしまいます。私の用途では脚をすべて引き伸ばして使用することが多くなるので、4段目の太さもある程度しっかりしたものが欲しいです。3型4段の場合、4段目の足の太さが21.7mm、2型4段は18.3mmです。3型の場合は4段目でも755XBの3段目(20mm)よりも太さがあるので、購入するのはマウンテニア3型4段であるGT3542に決定しました。

新品での購入も検討しましたが、10万円オーバーはさすがに高すぎると思い、中古で探してみました。GITZOの三脚は人気があるので、状態の良い中古も数多く出回っています。ちょうど状態が良さそうなGT3542があったので、中古は一期一会と自分をごまかし、思い切って買ってしまいました。

外観

全伸高162cm
全伸高(センターポールを伸ばさない状態)134cm
最低高15cm
格納高54cm
脚チューブ直径32.9 / 29 / 25.3 / 21.7mm
重量1.86kg
最大耐荷重21kg

GT3542はGITZOマウンテニアシリーズの中で最も脚が太い三脚です。1段目の32.9mmの脚は手に取るとしっかりした太さを感じます。GITZOのHP上では、中判カメラや300mmクラスのレンズを装着した一眼レフカメラとの使用を推奨しているとあるくらい、がっしりとした剛性感があります。
しっかりと安定感がありながら、重量は1.86kgと軽量です。以前に使用していたManfrotto 755XB(2.5kg)と比較すると、脚が太くかなりしっかりとした印象ですが、重量は約75%です。

格納高はManfrotto 755XBよりも約10cmほど小型で可搬性にも優れています。

Carbon eXactチューブを採用し、以前のモデルに比べて脚が太くなっています。下の段の脚にはハイモジュラスカーボンファイバーが含まれており、剛性と堅牢性が向上しているようです。

4段と段数は多いですが、1番下の脚でも21.7mmとしっかりした太さがあり、すべての脚を伸ばした状態で使用しても剛性感があります。

Gロックウルトラは少ない回転でロック・アンロックが可能で、素早く確実な操作が出来ます。
ロック部分の握り心地も良いです。

センターポール下端にはフックがあり、カメラバッグなどを引っ掛けてウェイトとして使用することが出来ます。
エンドフックにゴムのOリングが付いていて、脚を閉じたときに固い部分に脚が当たらないようになっていて、細かい部分まで配慮されているのも王者たる所以かと。

開脚角度セレクター

開脚角度の変更には脚の接続部分にあるパーツを引き上げます。このパーツは大型で操作しやすいです。ただこのパーツはプラスチックのような素材で傷が付きやすいようです。中古で購入した今回の三脚もこの部分に傷が入っていました。

このパーツを上げたまま、脚を開くと最大角度で自動的にパーツが戻ります。その後は脚を閉じるごとに任意の角度で止まるようになっています。開脚角度の変更は簡単で、パチンパチンと小気味良く操作可能です。

ローアングル

センターポール付きの三脚ですが、ローアングル撮影の際はセンターポールを簡単に外すことが出来ます。

アッパーディスク下部の銀色の部分を捻ってロック解除することで、センターポールの下部分が簡単に引き抜けるようになっています。

簡単にセンターポール下部を引き抜くことが出来るので、スムーズにローアングル撮影に移行可能です。

脚を最大まで開くとこのような感じです。4段のため、接地面積は比較的コンパクトです。

雲台取り付け面までの高さは約15cmです。SmallRigのクイックリリースシステムと中型の自由雲台を取り付けた状態で、地面からの高さが約30cmちょっとといった感じになります。

以前ご紹介したVelbonのマルチアングルアームを使用するとカメラの高さをさらに下げられるので、地面スレスレのアングルでの撮影が可能になります。

センターポール下部を引き抜くことで、センターポールの逆付けも簡単に出来ます。

センターポールを戻すときには上の写真の赤丸の部分が合うように差し込みます。

このような感じで、外側に窪みがあるので、そことセンターポールのミゾ部分を合わせれば取り付けられます。

アッパーディスク

アッパーディスクはこのように分解できます。

アッパーディスクの直径は約60mmです。

雲台取り付け用のネジは上下反転させることで、1/4(細ネジ)、3/8(太ネジ)の両方に対応しています。

アッパーディスク中心付近のネジを緩めることで、上の写真のように分解することが出来ます。

アッパーディスク端に雲台のゆるみ防止用のイモネジがあります。

このイモネジはアッパーディスクを分解しなくても、裏側の隙間から締めることが出来ます。

SmallRigの雲台クイックリリース用のクランプを取り付けました。アッパーディスクよりも若干クランプのほうが大きく、ややはみ出してしまいます。色は似たような感じなので標準の付属品のように馴染んでいます。

クランプの高さ分、格納高は大きくなりますが、60cm以内に収まります。クイックリリース化した雲台は簡単に取り外すことが出来るので、機内持ち込みのときなどに楽に運用できそうです。(※この状態で確実に機内に持ち込めるかは未確認です。持ち込みの際には各航空会社にご確認下さい。ANA「【国内線】パソコンやカメラ(三脚も含む)などの壊れやすいもの、貴重品は、機内に持ち込むことはできますか。」

最大伸高

私の身長が178cmくらいです

センターポールを伸ばさない状態で、ファインダーの高さが153cmくらいです。最大までセンターポールを伸ばすとファインダーの高さが181cmくらいまで上がるので、アイレベルは超えます。

こちらは以前使用していた、Manfrotto 755XBです。センターポールを伸ばさない状態で、ファインダーの高さが約161cm。センターポールを最大まで伸ばすと約186cmくらいまで上がります。

脚を最大まで伸ばすと、755XBの方が若干高くなります。GITZOは脚の段数も多く、センターポールも長いのでManfrottoよりも条件的には不利ですが、安定性はGITZOの方が遥かに上と感じます。

まとめ

カーボン三脚のINNOREL NT364Cを購入したばかりなのに、調子に乗ってGITZOに手を出してしまいました。INNOREL NT364Cは値段を考えるととても良く出来ており、使い勝手には満足しています。けれど安価なのにそれなりに使いやすい三脚に出会ってしまったせいで、多くの人が称賛し、価格もかなり高いGITZOの三脚とはどれほどのモノなのかと気になってしまいました。
撮影で使用するたびに、脚のロック・伸縮のスムーズさ、高い剛性感と堅牢性、細かい部分の作り込みなど、三脚の王者たる風格と使い心地を感じられます。
最終的にGITZOに行き着くことになるならば、最初から回り道せず、清水の舞台から飛び降りるつもりでGITZOの三脚を買ってしまったほうが、幸せになれるのかも知れません。

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Tanaka Toshiyuki
都内在住フリーランスのカメラマンです。
ファッション・ポートレート・物撮りなどを中心に活動しています。

このブログではカメラ・機材やガジェットなど撮影に役立つものを中心に紹介しています。

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