見た瞬間に撮影のときに便利そうだと、速攻で購入したエレコムのクリップ式電源タップ。
使ってみると思ったとおりの便利さで、撮影現場で大活躍なので使い勝手などレビューします。
カメラマンもそうでない方も使ってみたら、この便利さに感動できるはずです。
外観
電源ケーブルの差込口がある部分がクリップになっている以外はいたって普通の3口の電源タップです。
カラーバリエーションは黒・白の2種類があります。
ケーブル長は3mと撮影現場で使用するのにも必要十分な長さです。
重量は382gです。
ケーブルはそこそこ太くてしなやかで、しっかりとしています。クリップになっている差し込み部分は商品写真のみためよりも簡素な感じ。プラスチッキーでそこまで頑丈そうではなさそうです。
トラッキング防止・スイング式のプラグで、電源タップとしての基本的な性能や使い勝手はしっかりとしています。
差し込み口はホコリ防止のシャッター付きで、耐熱性もあるようです。
ここら辺もしっかりとした作りです。
差し込み口は両はじの二箇所の向きが変わっています。
この構造のおかげで大きめのACアダプターを装着するときに、お互いに干渉しにくくなっています。
macの大きめのACアダプターと無駄に大きいCanonのLP-E6系の充電器も同時に使用可能です。
クリップの先端部分に穴が空いているので、フックなどに引っ掛けて使用することも出来ます。
差し込み部分の横幅は約11cm、縦は約3.4cmです。
クリップの使い勝手
このような感じで、テーブルなどに挟み込むことで固定して使用することができます。
15〜35mmまでの厚さに対応するので、ある程度厚みのあるテーブルでも使用できそうです。
クリップ部分の内側には両側ともラバーが貼ってあるので、挟み込んだものへのキズ防止や滑り止めになります。
クリップの挟む力はそこまで強くありませんが、ラバーがあるのでこのように縦に取り付けた場合も、そこまで重いACアダプターをつけない限り、ずれ落ちたりはしなさそうです。
GITZOのマウンテニア3型の1番太い脚も挟み込めます。
撮影現場で大活躍
最初にこの電源タップを見かけたときに思った、撮影現場での便利な使い方を紹介します。
まずはストロボスタンドに噛ませての使用です。
Profoto B10というストロボを使っています。
B10はストロボ使用中も電源に接続して、充電切れの心配をすることなく使用可能なのですが、付属のACアダプターのケーブルが短めです。ストロボを高めにするとケーブルが届かず、延長コードが宙ぶらりんになってしまうときがあるので、ストロボスタンドにこの電源タップを噛ませれば、電源ケーブルが届くようになります。
電源ケーブルが短いProfoto B10だけでなく、他の照明機材でも電源タップをスタンドに付けることで、電源の差し込み口を地面に置かなくて良いようになるというメリットがあります。
次が本命の使用方法で、PCなどの電源を確保するときの便利な使い方です。
ノートPCとカメラを接続してのテザー撮影中は、撮影時のカメラアングルの自由度を確保するために、動かすことが可能な台やテーブルにノートPCを置くことが多いです。
台を移動させたときに、電源タップが引っかかったりして落下してしまわないように、エレンクリップで電源タップを固定しています。
エレコムのクリップ式の電源タップを使用することで、エレンクリップで電源タップを固定する必要がなくなり、見た目もスマートに。
この電源タップはエレンクリップほど挟む力は強くありませんが、このように使用するには充分な固定力です。
「エレン」と呼んでいるクリップは大型の洗濯バサミみたいなものです。スタジオショップで売っています(Bクリップ)。背景紙を固定したり色々なものを挟んだりと、撮影現場には必ず何個か持って行く必需品ですが、それなりに大きくかさばるので、電源タップの固定のためだけに持って行く手間を考えると、このクリップ式の電源タップだけで済むのは非常に便利です。
アイデア次第で無限の使いみちがありそうなクリップ式電源タップ
最初にクリップ式の電源タップを見たときは、エレンクリップ+電源タップの代わりに使えて便利そうだと思い買ってみましたが、ストロボスタンドに付けたり他にも色々と使い勝手が良さそうです。
撮影現場だけではなく、アイデア次第で便利な使用方法が見つかりそうです。
電源タップの差し込み口部分がクリップになっているだけで、普通の電源タップと比べると、大きさの割に差し込み口は3口しかないなど、不便なところもあります。不便さを差し引いてもありそうで無かったアイデア商品で、一度使うと手放せなくなると思います。
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