以前の記事でManfrotto 410をアルカスイス化しました。

ブツ撮りでは必須のギア雲台をアルカスイス化して、だいぶ使い勝手は良くなりました。ただ、Manfrotto 410は普段使いには大きく重いうえに、ノブが固いので、長時間の使用では指が痛くなってきます。
せっかく雲台もクイックリリース化したので、使い分けできるように軽量なギア雲台が欲しくなったので、SUNWAYFOTO GH-PRO IIを購入しました。
外観

質量847gとそこまで軽くはないですが、Manfrotto 410(1.2kg)と比べれば軽量です。

大きさは410と比較して一回りほど小さいです。
構造的に重い機材を載せたときにどうなのかとやや不安でしたが、2.5kgくらいのEOS R5(バッテリーグリップ付き)+RF28-70 F2 L USMでも特に問題はないです。耐荷重は4kgとのことです。


カメラ取り付け側・三脚取り付け側の上下2ヶ所で水平パンが出来ます。パンはギア駆動ではないです。
グリス感のあるねっとりした重めの動きです。

前後左右の動きはこのノブを回して操作します。レバーを引き上げることができ、レバーを使って回転させることで、素早く動かすことが出来ます。
ノブが大型で操作しやすく、軽い力で回転させることが可能です。


前後左右ともに目盛があるのですが、センターラインとの距離が遠くあまり参考になりません。
写真の金色のパーツが左右ティルトのギアです。むき出しになっているので、屋外などで使用するときは異物が混入しないように注意したほうが良さそうです。

カメラの取付はアルカスイスタイプの円形クランプ。クランプ上面に水準器が付いていますが、カメラを装着すると隠れてしまうのであまり意味はないです。クランプノブは大型で操作性は良好です。


クイックリリースプレートが付属しています。特筆するところはない、普通のプレートです。
脱落防止ピンはネジなので取り外すことができます。ストラップを通すような部分があります。

手持ちのプレートはすべて取り付けることが出来ました。固定部分はプレートと接する面が多くがっしりと取り付けられます。

雲台底面はフラットです。直径は約55mm。3/8インチの太ネジ仕様です。
細ネジへの変換アダプターは付属していません。

Kirkの雲台用プレートのスモールサイズがちょうど良い大きさです。
Manfrotto 410との比較
GH-PRO IIは前後左右の調整ノブを軽い力で回転させることができます。
Manfrotto 410はノブが固く回転させるのに力が必要です。
ギアが完全にフリーならないGH-PRO IIは、一気にカメラを動かすことはできません。
頻繁に大幅な構図変更をするときはギアをフリーに出来る、Manfrotto 410の方が楽に変更できます。
左右ティルト

GH-PRO IIは左右に約40°傾けられます。

MAnfrotto 410は片側は90°まで倒せますが、反対方向へは30°しか傾きません。
90°倒すことで縦位置での撮影が可能です。
前後ティルト



クランプ部分を360°回転させられるので、真上方向や縦位置にも簡単に変更できます。

前後ティルトは真下方向には向けることが出来ます。アルカスイス化しているので、真上に向けたい場合はカメラを付け替えるだけで向きを変えられます。標準のクイックリリースプレートのままだと、同じことをしようとすると、プレートの向きを逆にして付け直す必要があります。
縦位置撮影


どちらの雲台もそのままでも縦位置にすることは可能です。ただ、カメラが三脚の中心からかなり外れ、重心のバランスが悪くなってしまいます。Manfrotto 410は標準のクイックリリースプレートのままだとこのような形でしか縦位置に出来ません。

アルカスイスタイプなので、縦位置撮影はLブラケットかL字のプレートを使用した方が良いです。この状態なら雲台の動きも通常通りに使えます。
まとめ
SUNWAYFOTO GH-PRO IIはMAnfrotto 410と比較すると、操作ノブの動きが軽快で楽に操作できます。
質量は70%ほど軽量で扱いやすいです。サイズもギア雲台の中では小型なので、少しでも機材を軽量・コンパクトにしたいけれど、ギア雲台が必須というシチュエーションでは大いに活躍してくれそうです。
Manfrotto 410ほどの剛性はないですが、フルサイズの一眼レフカメラに標準ズームレンズくらいの重量なら余裕で保持してくれます。
ギア部分がむき出しで、屋外での使用や堅牢性にやや不安は残りますが、実売で2万円ほどとそこまで高くはないので、ギア雲台の入門にもピッタリです。
ブツ撮りで一度ギア雲台を使用すると、他の雲台ではブツ撮りをしたくなくなるくらい快適なので、一度試してみて下さい。

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