以前から興味があって、スマート電球を買っていたのですが、有効活用できずにスマホで調光・調色できるだけの高価な電球となってしまっていました。
引っ越し先が、天井のライトなどが何もない状態だったので、これを機にスマートホーム化を進めてみようと思い、SwitchBotデバイスを少しずつ揃えています。
この記事では、人感センサーとスマート電球を使った、トイレ照明の自動化について紹介します。
SwitchBotのスマート電球と人感センサーを選んだ理由
スマートホームと一口に言っても様々なデバイスがあります。
Amazonのアレクサと連携できるデバイスが多くのメーカー・ブランドから発売されています。照明だけ見ても、どれにしようか迷ってしまうくらい色々なものがあります。基本的にはメーカーごとに専用のアプリをインストールして操作する必要があるので、できる限り単一のメーカーで揃えた方が後々の管理が楽になります。
トイレの照明を人感センサーで自動化するにあたり、いくつかの選択肢の中からSwitchBotを選んだのは、上述のようにメーカーを揃えた方が便利だからです。スマートホーム化するにあたり、最初に興味を持ったのがSwitchBotのスマートロックプロで、それを使いたかったのでなるべくSwitchBot製品で揃えていくことにしました。
同じようなスマート電球のフィリップスHueシリーズと比べると、SwitchBotの方が安価であるのも決め手の一つでした。
これは引越し前から使っていたエジソンスマートの電球です。この電球は数少ない、見た目がおしゃれなエジソンバルブ電球かつ、スマートLEDという商品です。ダイニングのペンダントライトとして重宝しているのですが、SwitchBotとはまた別の専用アプリが必要なため、やや管理は面倒です。
SwitchBot スマート電球・人感センサー
トイレの照明を自動化するにあたり、購入したのはこの2つです。
SwitchBot製品はAmazon・公式サイトどちらもセール価格になっていることが多いです。
このセットの場合は、大体4500円前後で販売されています。フィリップスHueは電球だけで、同じくらいの価格なのでSwitchBotは導入コストが低いです。(※人感センサーに関しては、ハブとの併用が必要なので他にハブミニなどを用意する必要があります。)
人感センサーを使うのに必須のハブですが、ハブ単体だけでなくSwitchBotシーリングライトにもハブ機能がついています。
このシーリングライトは6〜12畳までの広さと、赤外線リモコン機能の有無でバリエーションがあります。一番安い6畳対応で赤外線リモコン機能なしのモデルは6000円以下で購入できるので、引っ掛けシーリングライトをSwitchBotのものに変えてしまえば、別途ハブ単体を買う必要がなく便利です。
人感センサー本体、台座、貼り付け用の両面テープ、電池が入っています。電池は単4形です。
電池込みで、センサー本体と台座を合わせて、約78g。
台座の裏には滑り止めのゴムが付いています。
台座にはマグネットが内蔵されていて、スチールなどに磁力で取付可能です。
本体が軽いので、落ちそうな気配はまったくありません。台座はセンサー本体の下と裏に付けられて、向きを自由に動かせるため、設置の自由度が高いです。
人感センサーはトイレ上部の棚に置きました。ちょうどドアを開けると正面に来るような感じで設置しています。この写真だとそこまでセンサーは目立ちませんが、そこそこ大きいので、トイレに入ったらパット見で気がつくくらいの存在感があります。
センサーの検出距離はアプリで設定します。置きながら実際に動いてみて検出状況を見ながら設定可能です。
SwitchBotアプリ上でオートメーション(自動機能)を設定することで、人感センサーで動体検知したら電球が点灯するように設定します。SwitchBotアプリは直感的に操作できてとっつきやすいと思いました。
センサーが動体検出したあと、さらに詳細な条件を付けることができて(上記真ん中の画像)、時間によって挙動を変更したりできます。今回のトイレの照明に関しては、日中は電球の明るさを明るく、夜間〜朝にかけては暗めに点灯するような設定にしています。ただの人感センサー付きの電球と違って、使用状況に応じて、こういった細かい設定ができるのはスマートLEDだからこその利点です。
動体検出や明るさの変化の履歴がアプリで確認できるので、照明のオンオフだけではなく人の出入りの確認など、いろいろな用途で使えそうです。
スマートホーム化の必須アイテム「スイッチ保護カバー」
スマートホーム化を進めるに当たって、壁スイッチの問題が立ちはだかります。
照明系のスマートデバイスは常に電源をオンにしておく必要があり、壁のスイッチでオフにしてしまうと設定した動作をしてくれません。一人暮らしなら、自分が気をつけていれば大丈夫ですが、他の家族や友人などが壁のスイッチを切ってしまうときがあります。
そんな想定していない壁スイッチの操作を防いでくれるのが、パナソニックの「スイッチ保護カバー」です。
このスイッチ保護カバー、Amazonで一個800円くらいとかなり高いです。壁スイッチの種類によってはカバー自体を外して、蓋つきに交換できるタイプもあって、そちらは400円くらいだったりするのですが、私の自宅の場合はそれは付けられなさそうだったので、この高いタイプを買ってみました。
Amazonに掲載されている画像だとスモークグレーっぽい見た目なのですが、実物はよくあるスイッチと同じようなベージュっぽいオフホワイトの色味です。特に高級感もないスイッチカバーなので、800円という価格がすごく高く感じます。開閉可能な蓋があって、開け閉めの操作感はそれなりに良いです。
裏面に両面テープが付属しています。カバー本体はかなり軽量なので、両面テープでしっかりと取り付けられます。
商品画像だとスイッチカバー全体を覆うようなサイズ感に見えるのですが、実物はスイッチのサイズぴったりになっています。
上下2個並んだスイッチにジャストフィットするサイズです。4つスイッチが付いているタイプも、カバーを2つ並べることでピッタリと覆うことができます。
スイッチが一つの場合は、カバーのセンターにある線に合わせることでピッタリと取り付けられます。
スイッチを使いたいときは、蓋を開けて操作できます。
このスイッチカバー、モノの割に高価なのですが、スイッチにジャストフィットして色味も似ているのでので、備え付けかのような見た目です。トイレの照明を自動化したら、慣れないうちは自分でもクセで壁のスイッチをオンオフしてしまうこともあったので、このスイッチカバーはスマートホーム化には必須アイテムだと思います。
トイレの照明を人感センサーにするだけで結構生活が変わる
トイレに人感センサーを設置して、照明を自動化するだけでも生活の変化を感じられます。照明の自動点灯だけなら、人感センサー付きの電球などを使えば、SwitchBotのスマートデバイスを使うよりも安価で手軽に実現できます。ただ、SwitchBotのスマートデバイスを使うことで、時間帯によって照明の明るさを変えたりといろいろ便利な使い方が可能です。
SwitchBotのスマート電球&人感センサーを導入してみて感じたメリット・デメリット
- 明るさ・色味などの自由度
夜間は電球色で暗め、日中は昼白色で明るめなど細かい設定を自動化できる
- 消し忘れ防止
トイレの電気って結構消し忘れてしまうのですが、それが防止できます
- 導入コスト
比較的安価なSwitchBotでも、ハブなど初期コストが結構かかる
- 点灯までのタイムラグ
センサーが動体検出してから電球が点くまでに2〜3秒くらいのタイムラグがあります
電球と人感センサーだけだとそこまで高くはないのですが、ハブまで含めると導入の初期コストは1万円くらいかかってしまいます。ただ、他のSwitchBot製品を活用するのにもハブは必要で、スマートホーム化するに当たってSwitchBot製品で揃えていくつもりなら許容できる範囲内だと思います。
人感センサーが反応してからの点灯までのタイムラグが長いのが気になります。トイレの場合は、ドアを開けてから大体2〜3秒くらいしてから電球が点灯するので、急いでいるときは便座に座ってから電気が点く感じになります。
これらのデメリットはありますが、トイレの照明へのSwitchBotデバイスの導入には非常に満足しています。スマートホームというと、音声で家電を操作したりなどをイメージすることが多いと思いますが、個人的には声を発することもなく、自動的に思った通りの動作をさせることがスマートホーム化の最大のメリットだと思っています。
今回紹介したトイレの照明の自動化だけでも、2・3日使っていると壁のスイッチを操作することすら煩わしさを感じるくらい便利で楽になるので、ぜひ試してみてください。
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