メインで使用しているカメラバッグは、thinkTANKphotoのエアポートコミューターというリュックタイプのものです。カメラ2台、レンズ3〜4本、クリップオンストロボとその他の小物が収まるサイズで、大抵の撮影でのカメラ周りの機材は、このリュック1つにまとめられます。撮影内容によって必要なレンズが変わるので、入れ替え用のレンズを入れるバッグを探していたら、「ハクバ プラスシェル マルチコンテナ 6L」というケースが、用途にピッタリだったので紹介します。
外観
外寸が、横340×高さ225×奥行145mmとコンパクトです。
カラーはグレー・ブラックの2種類です。グレーを購入してみました。
しっかりと頑丈な作りですが、約890gとケース単体では軽量です。
ジッパーは普通のダブルジップです。ケース自体の素材もそうですが、防水性はほとんどなさそうなので、その点は気を使ったほうが良さそうです。ジッパーは滑らかに開け閉めできます。
持ち手はクッション性はないですが、幅広で持ちやすいです。ケース全体に言えることですが、縫製などの作りは非常にしっかりとした印象で、頑丈そうです。このケースに入るくらいの機材なら、持ち手はびくともしないくらい、しっかりと取り付けられています。
Dカンが付いているので、ショルダーベルトを取り付けることができます(ショルダーベルトは付属していません)。
蓋と底面の凹凸が組み合うようになっていて、スタッキング可能です。
内部収納
内寸は、横が310mmくらい、高さが210mmくらいです。
蓋と底にはEVAのセミハード素材が使われていて、かなりしっかりとしています。側面は厚みのあるクッションにボードが入っているので、収納のときにちょっと無理に押し込むことができつつ、保護力もちゃんとありそうです。
中仕切りは、横長で途中で折り曲げられるタイプが1つと、短くて柔軟に動かせるタイプが4つあります。仕切りの自由度が高いので、機材に合わせて柔軟に変更できます。
蓋がガバっと大きく開くのも、車のトランクでレンズを入れ替えるときなどに便利です。
蓋にはケーブルなどをまとめられるオーガナイザーボードが付いています。他にもジッパー付きのメッシュポケットもあるので、カメラバッグ的に使うときには重宝しそうです。
内寸の高さは約100mmです。後述しますが、フルサイズの一眼レフは立てて収納可能です。
収納してみる
購入した動機でもあるレンズの収納ケースとして使ってみます。かなり大きめのLレンズを含めて、合計5本のレンズが収納できました。
収納したのは、EF16-35mm F4L、EF24-70mm F2.8L II、EF85mm F1.4L、EF85mm F1.8、EF50mm F1.4です。マルチコンテナのコンパクトさから考えると、結構な収納力があります。メインのカメラバッグとレンズを入れ替えるときにも、中仕切りのフレキシブルさで、便利に使えます。
内部の高さは約10cmなので、バッテリーグリップ付きの一眼レフは立てて収納することができません。
ただ、仕切りの自由度が高いので、うまく収納すればバッテリーグリップ付きの一眼レフも収まります。
バッテリーグリップ付きのEOS R5、RF24-105mm F4L、EF85mm F1.8、パーマセルテープ、バッテリー2本、メモリーカードケースと、中々の収納力です。標準レンズ+交換レンズが入るのは、カメラバッグとして及第点です(この例ではマウントアダプターを入れ忘れてしまいましたが、無理やり詰め込めば入りそうなくらいの余裕はあります)。
バッテリーグリップなしの一眼レフは立てて収納可能です。かなり太くて大きいRF28-70mm F2Lを取り付けたままのEOS R5も、収まりました。まだ収納には余裕があるので、バッテリーグリップなしのカメラの場合は、レンズを装着したまま収納可能な、小型のカメラバッグとして十分に活躍してくれそうです。
交換レンズを入れるのにピッタリ
大きめの交換レンズでも、4〜5本は入るので、レンズ入れ替え用のケースとしては十分な収納力があります。取っ手がついているので、リュックに収まりきらない機材を現場に持っていきたいときに、予備のカメラバッグとしても活躍しています。
セミハードケースなので、ある程度雑に扱える気楽さと、収納の柔軟性の高さが両立している点も気に入っています。スタッキングできるのも車のトランクに置くときに便利そうなので、中身を見分けるためにブラックの方も買ってみようかと計画中です。
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