SwitchBotのスマート電球と人感センサーでトイレの照明を自動化した記事でも軽く触れましたが、自宅のスマートホーム化に、SwitchBotを選んだ最大の理由でもある、「ロックPro」と「指紋認証パッド」を紹介します。
SwitchBot ロックPro&指紋認証パッド
指紋認証パッドの方はよく見るSwitchBot製品のパッケージです。
ロックProはなぜか高級感のある黒い箱に入っています。
本体は結構大きいです。パッケージには取り付けのための両面テープや開閉センサーなどが同梱されています。
バッテリーは単三電池四本。Proでない方のスマートロックはCR123Aというちょっと特殊な電池だったので、コンビニでも簡単に手に入る単三電池駆動は嬉しいです。
バッテリー寿命は約270日とのこと。取り付けてから約一ヶ月使用していますが、バッテリー残量は91%なので、使用頻度にもよると思いますが、ほぼほぼスペック通りという感じです。
別売で専用の充電式バッテリーもあるので、買い替えが面倒な場合はそちらも良さそうです。
取り付け
ロックPro本体から、サムターンつまみを外します。このつまみ外すのが結構固くて、壊れるんじゃないかってくらい強引に引っ張って外す感じです。
外したつまみをドアのサムターンに合わせます。調整の融通は効くので、大抵のドアロックに付けられそうです。
ロックPro本体の取り付けスペースなど、細かいことはSwitchBotの公式に詳細に書いてあります。
本来なら、サムターンつまみに合わせて、プレートの高さを合わせて調整して、両面テープでドアに貼り付けます。ただ、賃貸のドアに両面テープで貼るのが抵抗があったのと、両面テープだと使用中にけっこう剥がれてしまうことがあるというレビューを見たので、他の方が紹介していた「ネオジウム磁石」で取り付けることにしました。
色々な磁石で取り付けている方がいたのですが、NEODYのシリコンコーティングの磁石が良さそうだったので買ってみました。
4個セットと8個セットの2種類があります。ロックProの貼り付け部分は、この磁石5個でぴったりフィットするので8個セットを購入しました。
黒と白の2色あります。目立たないように黒が良かったのですが、購入しようとしたときには白しか売っておらず妥協してしまいました。ドアが白かったので、そこまで磁石が目立つ感じにはならなかったのですが、黒の在庫が復活するまで待てば良かったと、少しだけ後悔しています。
白いシリコンでコーティングされたネオジウム磁石です。磁力はかなり強力で、下手にくっつけると取れなくなるんじゃないかと思うほどです。
シリコンの手触りはサラサラとしていて、上質感があります。ホコリが付きやすく、白だと目立つので気になる場合は黒のほうが良さそうです。
長辺51mm、短辺10mm、厚み6mmくらいです。1つで約35g。
ロックPro本体のパネル部分に付いている両面テープは剥がしてしまいます。
これを剥がすのが大変で、マイナスドライバーで削ぎ落とすようにしていたのですが、ここまでするのにかなり時間がかかり、まだ若干汚いけれどどうせ見えない部分だからと妥協しています。
シリコンの付いていないタイプの磁石を使う場合は、本体の両面テープに貼って取り付けちゃった方が良いかもしれません。
磁石5個で、パネルにシンデレラフィットします。
あとは両面テープで貼り付けるのと同じ要領で、ロックPro本体を取り付けます。
磁石はかなり強力で、一ヶ月ほど使用しても外れたりしそうな気配はありません。ただ、ロックProがかなり出っ張る(12cmくらい)ので、ロックPro本体をつかんだりなどして、横方向に強い力がかかるとちょっとズレます。
慣れるまでは、ロックProの出っ張りが思っていたよりも邪魔に感じました。つかみやすい高さにあるので、つい手でつかんでしまって、ズレたりしていました。慣れてしまえば、そこまで気にならないですが、サムターンに厚みがあるタイプのドアに取り付けるときは、出っ張り具合も考慮しておいたほうが良いと思います。
付属の小さい磁石を取り付けます。この磁石でドアの開閉判定などをします。この磁石にも両面テープが付いているのですが、磁石なので金属にくっつきます。これ自体は非常に軽いので、両面テープを使わなくても固定できてしまいます。ただ磁石が強力なわけではなく、触れると落ちてしまいそうなので、ドアの出入りでぶつかったりしそうな場所に設置する場合は、ちゃんと両面テープで貼ったほうが良さそうだと思いました。
これを取り付けて、ドアの開閉をアプリに従って登録すると、ドアを一定以上開けてから閉めると自動で施錠されるようにできます。
指紋認証パッドは必須アイテム
ロックPro単体だと、基本的には中からボタンを押しての施錠・解錠やアプリからの操作でしか解錠できません。これだと、ロックProの良さの半分も体験できないので、指紋認証パッドとのセット購入がオススメです。
指紋認証パッドは電池込みで130gと軽量なので、両面テープでも問題なくしっかり付きます。
指紋は最大で100個まで登録できるので、オフィスとかで使う場合でも100人まで使えます。
指紋は1つずつ名前を付けられます。アプリから施錠・解錠の履歴が確認できて、登録した指紋の名前も出るので、入退室管理とかにも使えそうです。
指紋認証の反応は普通に良くて、今のところ指紋での解錠に不満はありません。
指紋だけでなく付属のNFCカード(追加購入可能)や暗証番号での解錠が可能です。パスワードは1回きりのワンタイムパスワードや期間限定のパスワードなども設定できるので、来客などでも使えます。
パスコードの有効期限は分単位で設定可能です。
最近、撮影用の貸しスタジオでも無人のところが増えてきたので、そういう時間貸しのレンタル用途などでも便利そうだと思いました。
オートロックが想像以上に便利。生活の質変わります
比較的安価で、賃貸住宅でも手軽に取り付けられる、SwitchBot「ロックPro」&「指紋認証パッド」を導入すると明らかに生活が変わります。
家を出て、鍵穴に鍵をさして、鍵をかけるという一連の流れが当たり前になりすぎて、ちょっとしてから急に「あれ?鍵閉めたっけ…」となることがたまにありました。戻れる場合は、確認しに戻れば良いのですが、戻れるときばかりでもありません。そんな急に不安になったときでも、アプリ上から鍵の状態が確認できるので安心です。
解錠時に通知が来るようにも設定できるので、防犯対策としても活躍してくれます。
指紋で解錠、ドアが閉まったらオートロックというのが非常に便利で、日々の生活の中で鍵を差すという行動がなくなるだけで思っている以上に快適になります。
ちょっと余計な費用がかかってしまいますが、ネオジウム磁石を使って設置すれば賃貸でも原状回復も安心です。
導入して約一ヶ月、すごく便利でもはやこれ無しでの生活は考えられないレベルですが、気になる点もいくつか。
- モーターの駆動音が結構大きい
思った以上に音が大きくて、最初はビックリしました。自宅は大通り沿いなので、外から解錠するときは、ほとんど音は聞こえませんが、室内にいると結構気になるレベルです。 - 万が一の落下や不具合が怖い
今のところ磁石での設置は安定していて、落ちる気配はありません。故障や不具合に関してはまだなんとも言えませんが、ロックProを設置していても物理キーで解錠できるので、外出時は基本的に物理キーは持ち歩くようにして対策しています。
気になるところはこれくらいで、これらを差し引いてもメリットのほうがはるかに大きいです。
- 自宅の鍵がオートロックだと便利そう
- 急に鍵を締めたかどうか不安になるときがある
- 出入りの管理がしたい
- 子供などに物理キーを持たせるのに抵抗がある
このあたりが気になっていて、スマートロックの導入を考えている人は、SwitchBot「ロックPro」「指紋認証パッド」を検討してみて下さい。
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