以前にCapture Oneでのテザー撮影が不安定な時があり、こちらの記事で書いたように、カメラからメモリーカードを抜いた状態で撮影することで、安定して接続できました。
それから約1年半くらい経って、撮影中にテザー撮影が急に切れてしまう現象が起きるようになりました。
OSのアップデートやら色々と試しましたが、結局はテザー撮影に使用していたUSBケーブルを新調したら安定して接続出来るようになりました。
USBケーブルを新調するついでに、Tether Toolsのテザーガードカメラサポートという端子保護用のパーツも買ってみたので、そちらもレビューします。
新しく買ったTether ToolsのTetherPro USB-C to USB-C Right Angle
ここ最近は、CANONの純正のケーブルを、サンワサプライのアクティブリピーターケーブルで延長して、テザー撮影に使用していました。
このリピーターケーブルは実売5000円台くらいとまあままのお値段ですが、細すぎず太すぎずで取り回しが良く、ケーブルを5m延長できる優れものです。
接続が安定していて、リピーターケーブルとしての信頼性も高いです。
ケーブルを新調するにあたって、久しぶりにTether Toolsのケーブルを使おうと思い、接続端子がL字型になっているケーブルを買いました。
テザー撮影用のニッチな小物類を多数用意しているメーカーのTether Tools。
このケーブルは単体で4.6mと長いので、大抵の撮影シチュエーションで、このケーブルのみで大丈夫な充分な長さがあります。太くしっかりとした堅牢で信頼性の高いケーブルです。オレンジとブラックの2色があり、暗めのスタジオ撮影などでも、視認性が高く引っかかったりする危険性が減る、ビビッドなオレンジ色のケーブルは他ではなかなか見ない色のケーブルです。
CANON純正のケーブルが、5mm弱の太さなのに対し、Tether Toolsのケーブルは約6.4mmと一回りくらい太いです。最初のうちはケーブルが硬く少し扱いにくいですが、その分堅牢性や信頼性は高いです。
片方の端子がL字型になっているので、カメラと接続したときに、ケーブルが横に出っ張らず邪魔になりにくいです。
CANONのケーブルプロテクターが使えないので、テザーガードカメラサポートを買ってみる
L字型の端子はスマートで見た目が良いのですが、CANONのケーブルプロテクターと併用することが出来ません。カメラのUSB端子にあまり負荷がかかるのは良くないので、ケーブルと合わせて、テザーガードカメラサポートを買いました。
カメラのストラップホールなどに取り付けるパーツと、ケーブルに取り付けるパーツの2つがパッケージには入っています。どっちもプラスチック製で、ストラップの紐も普通の紐で、正直安っぽいです。これで4000円くらいするのは高いと思います…
直径約20mmくらいのパーツで、Tether Toolsのロゴが入っています。
上下に分かれるようになっていて、
下側の溝の部分にケーブルを取り付けます。
同じTether Toolsのケーブルがピッタリと収まるサイズ感です。このケーブルは太めなので、たいていのケーブルは挟むことができそうです。
裏面に磁石が付いています。
紐が付いた方のパーツは、表裏で形状が異なります。使用する際に軽く引っ掛けるか、ちゃんとハマった状態にするかの二通りから装着方法を選べます。
ケーブル側のパーツの裏面の磁石で、紐がついた方のパーツにくっついてケーブルを固定してくれます。テザーガードカメラサポートを使用することで、ケーブルに力がかかったときに、このパーツの部分でショックを吸収してくれるので、カメラのUSB端子にかかる負担を軽減してくれます。
磁力がちょうど良い具合で、パーツ同士を近づけるとピタッとくっつき、引っ張ってあげると簡単に取れます。
CANON純正のケーブルプロテクターは使用するときに、いちいちネジで取り付ける手間や、バリアングルモニターと干渉してしまうなどの欠点があります。それに比べて、Teter Toolsのテザーガードカメラサポートは手軽さや別のカメラでも使用できる汎用性という点で優れています。
ケーブルは消耗品なので定期的な買い替えが必要そうです
以前、Capture Oneのテザー撮影に関する記事を書いた際に、カメラからメモリーカードを抜いて撮影すると接続が安定すると書きました。このときに解決策を探しながら色々と試していて、USBケーブルも新しいものに替えています。メモリーカードを入れていることで接続が安定しないものと思っていましたが、どちらかというとケーブルの方が原因で、以前はケーブルを新しくしたために安定して接続されるようになったようです。
ケーブルの問題とは別に、Canonのカメラに関してはメモリーカードをカメラに入れたまま、Capture Oneでテザー撮影をしようとすると接続できないことがあります。これはメモリーカードに保存されている写真の枚数に依存する可能性が高そうです。
Cpature Oneがアップデートされ、CanonのカメラでもカードとPCで同時記録が出来るようになり、そのテストでカードに入っている写真の枚数を変えて接続してみましたが、カード容量の半分くらいまでなら安定して接続できることが多いです。
ケーブルの不調でテザー撮影が安定しないことについては、繋がることは繋がるので、ケーブルが完全に断線しているわけではなさそうです。ケーブル自体は断線していないようですが、端子部分の不具合なのか接続が不安定になることがあります。以前使用していたケーブルは2021年2月から使用しているので、約1年半くらいの使用期間です。1度の撮影で平均すると5・6回は抜き差ししていると思うので、月に150〜180回、1年半で2700〜3240回はケーブルを抜き差ししている計算です。USB-Cは規格上、1万回の抜き差し耐久らしいので、そこまで達しているわけではないのですが、テザー撮影ではケーブルに動きがある分、端子への負担も大きいのかもしれません。
パット見では特に問題があるかどうか分からないUSBケーブルなので、使用頻度にもよりますが、1年〜2年くらい使用したら交換したほうが良さそうです。
Capture Oneでのテザー撮影中に、接続が急に切れるようになったら原因の一つとして、ケーブルの劣化の可能性が考えられるので、試しにケーブルを新しくすると解決するかもしれません。
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